ぶるとん艦長



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 ラヴドールを迎えるまでの経緯は、『はじめに』に於いて簡単に書いた。
そこまでに至生い立ちなんぞ書いてみよう。

 私は母の顔を知らない。生まれて2ヶ月で亡くなった。
そう。。。
産後の経過が悪くて亡くなってしまった。
言ってみれば、私のせいで亡くなった。
命に代えて生んでくれた自分。。。
そんな自分が結婚を半ば諦めて
ラヴドールの世界へ踏み込んだ事を怒っているだろうか?

 小学校時代は仲良しの友達がある日突然無視しだし、今で言う『いじめ』に遭った。
小学校5,6年は地獄だったなぁ。基本的に危害は加えずに『しかと』というやつ。
首謀者達は無視して私の反応を楽しんでいた。
 クラスの女子たちも『あの子苛められてるんだよ』って他のクラスの子に言ってるし、
先生もその頃は見てみぬふりが当たり前で、親にも言えずに耐えるのみ。
中学になって『いじめ』も終わり、普通の学生生活を送れたが、
心の傷は深く、現在の年齢になっても人間不信は拭えないでいる。
超が付くほどの引っ込み思案。

 いじめた側は、そんなこともあったな〜〜と軽く考え、
幸せな人生を歩んでいると思うと腹が立つが、
自分自身の事は自分自身で解決しなければならないので、
なんとか踏ん張って、人との付き合いも改善したし、
高校、大学と進んで少ないながら友人も持てた。
しかしながら、たまに襲われる、裏切りへの恐怖心から長続きはせずにいる。

 小学校高学年時、私はその頃目立ちたがり屋で、積極的な少年だった。
ある日、○○コ○ーズなんてグループを作って、放課後に仲間で遊ぶ
サークルみたいなのを作り楽しんでいた。
そこへ同じクラスで○○ク○ーズってグループが出来て対抗勢力になった。
その日からなんか対立するような雰囲気になったので
私自身○○コ○ーズの活動から身を引いて大人しくしていた。
それが双方の仲間の反感を買ったのかなぁ。
2グループが結託して私一人を無視。
 一人の敵を作ってのクラスの連帯感は、それはもう見事だった。
教室では、机をコの字にして授業を聞いていたが
私だけポツンと教室の後ろの方で独り机を置き授業を受ける始末。
先生も相変わらず見てみぬふり。
唯一『皆と一緒に勉強しないの?』って聞いてきた先生も居たが、
その一回きり。助けを求める術はなし。耐えるのみだった。

 いじめは、いじめられる方にも非がある。これは認めます。

 しかしこの歳になるまで心の傷が癒えないような罰は理不尽すぎる。
人間不信、いつ裏切られるか分からない恐怖心、彼女も出来ませんわぁ。
やっと出来た彼女も、『私を楽にして下さい』って去っていった。
女性不信。

 そんな訳で協調性は最低限。

 しかし、孤独は嫌いだけど耐える術は養えた。

 威張れる事ではないが・・・

 そんな私も20代は亡くなった親父の脛をかじり、そして奨学金を得て、
静岡での大学生活を謳歌し就職、神戸に1年弱住んで再び関東に帰ってきた。

 会社員では海運貿易関係だったので、英語の書類と格闘しながら、
PCを突き、輸出と輸入の面白さを体感しながら10年以上勤めた。

 10年を数年過ぎた頃から、月に一回は体調を崩し、その上、育ての母の
具合が優れず、歯車が狂ってきた。
バブルが弾けて会社が傾き、希望退職を募った時点で決心し、
早期退職の道を選んだ。

 辞めた時点ではすでに育ての母も亡くなり、独りぼっちの状態。
1年間の失業期間に、資格を取って、介護の世界に飛び込んだ。
19の時に見た、亡くなる直前の父親を献身的に世話をしてくれていた
看護師さんの姿や、生みの母の職業である看護師への憧れで、
なにか、役に立てる仕事に就きたかった結果だ。

 それが37歳の私。
なんとか40歳までに結婚したかったが、37歳で大失恋。
40歳を超えて独身の男性は80%の確率で一生独身と言う
統計結果でさらに落ち込み。
45歳まではなんとか婚活で幸せつかむぞ!
とがんばったが、だめでした〜〜〜〜。

 その頃には、心臓が弱い家系が不安材料。加えて血糖値の高い家系。。。

 父親は糖尿の気があったし、父親、伯父、従兄も心筋梗塞してるし。
私も平成21年の夏、仕事中胸を『ドン!』と叩かれるような発作を感じ
すぐに病院へ行き、精密検査を受けた。
結果は異常なし。
先生からは心臓の病気が多い家系で、今後起こりうる劇の一場面かもしれないから、
あまり心臓のドキドキするような事は避け、
注意して生活しなさい。と、言われる始末。

 平成21年の誕生日で45歳になり、
ドールを家族として迎えて生活するかぁ!と考えるようになりました。
オリエント工業ではその年の12月18日まで史上最大のキャンペーンを
行なっており、キャンペーン終了後3ヶ月ほどの購入で割高感や
損したな〜〜ってな感じは正直ありますが、
サマーキャンペーンまで待ちきれません(笑)

 等身大ドールのユーザーだ!変態だ!って笑う人は笑ってください。
私自身は真剣に考えて、家族劇。夢幻の世界。を楽しみます。

 今後どうなるか分かりませんが、最大限幸せに向かって進むのみ。

 ラヴドールを癒し、家族、憩い、そしてかけがえの無い伴侶として
迎える私は間違ってますか?

 答えは私の人生が終わる瞬間判るのかもね。。。

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