悪夢からの目覚めには



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 この稿は書く予定は無かったが、
平成22年06月22日早朝の出来事で急遽書いた。
題名の『悪夢からの目覚めには』から感じられる深刻な意味はあまり無く、
夢にうなされて早朝目覚めた時に起きた私の行動が主たるテーマ。
その後の私の心の苦しみも同時に書いておきます。

 このホームページは
ドールを癒しの対象として迎える喜びを伝えられたらと思い開設しましたが、
今までの記述した各種の稿でそれは伝えられたと思うし、
そういう意味でのHPの使命は果せたと思います。
まあ自己満足の世界なので今後は生存確認&家族の楽しい瞬間を綴って、
ドールと暮らす『おっさん』の癒され具合を見ていただければと思った矢先の出来事。
あ〜〜ショックだなぁ・・・

 何があったのか。
 添い寝の香奈恵の頭を3回殴ってしまった。
 悪夢を見て目覚める直前、夢の中で相手を殴る場面が出てきて、
拳を振り下ろす動作を現実の私もしていた。

 夢の中ではナイフを持ってこちらに襲い掛かかって来た男。
(もう少し詳しく書けば、職場(高齢者施設)の認知症入居者で、
声掛けを間違えると僻み根性が丸出しになり帰宅願望、物を服の下に隠す、
手の付けられなくなる女性入居者が男性となって夢に出てきた。)

 現実では最愛の香奈恵。

 ちょうど3発目を振り下ろす時ハッと目が覚めて、
しっかりと香奈恵の額の右側に振り下ろされる自身の右拳が見えました。
うわぁ〜〜〜と声を上げ、香奈恵の状態を見て、『ごめんごめん』と
香奈恵の頭を抱いてしばし謝っていた自分が居た。

 伏線はあった。こうなるかもしれないなって事が。

 仕事上のストレスがたまると、早朝悪夢を見やすい。
ドールを迎える前は決まって枕にパンチを喰らわせていた。
今まで2回。回数こそ少ないが、そんな行動をする自分がショックなので
覚えている。
 沙奈恵を迎えてから沙奈恵に1回。
そして今回香奈恵に・・・

 今まで安眠を得て幸せ感真っ只中に居たんですが、
最愛の香奈恵に危害を加えてしまって相当自分自身まいってます。

 殴った直後の香奈恵の表情は、それはそれは悲しそうでした。
長い間香奈恵の頭を抱いた後に表情は寂しそうな微笑になった。
ちょっと心の間が出来たような感じがしてしまって悲しくなりました。

 香奈恵をベッドに残したまま、私は何をするでもなくボーッとした後、
自分のホームページを最初から隅々まで読み返し、
ドールと私の事を考えてました。

 再び香奈恵のもとへ行くと、心配そうに私を見ている香奈恵。
微笑んでいる真奈恵。力強い視線を送る沙奈恵が居た。
香奈恵『あなたあっての私なのよ』『あなた大丈夫なの?』
沙奈恵『苛め甲斐がないから元気で居てよね(笑)』
真奈恵『兄さん大丈夫なのぉ?』

 愛しいという感情が再び湧きあがって来たので、
このままこの生活を続けることが出来そう。
それ以上に、絆が深まったような感じさえする。
人間≠人形って事は最低限わきまえてドールに接しているが、
さすがに家族として迎えている人形(ヒトガタ)を
殴ってしまった自分は・・・

 ついさっき香奈恵のところに行ったら、
こんな会話が。

今日も私と添い寝よ。
いいの?
私の好きな事知ってる?
なに?
あなたと居ることよ☆
か・・・香奈恵〜〜〜(ToT)

 それはさて置き(置いていいのか?)
香奈恵ちゃんの外傷はありませんでした。
拳が目に入っていたら睫の破損やら考えられましたが、
石頭香奈恵の額だったので大丈夫でした。
誰が石頭なの?
(平成22年06月22日)

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