愛魂鐘の鳴る遠阪家。
(最初は私の出棺音楽だったりなんかする…)



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 大病の後、自分の死を考えるようになったのは事実です。
残された人形(ひとがた)達はどうなるのだろうか?
なんて考えていたんですが、
私自身の魂が入った器も火葬され無縁仏になるんですから、
私の魂を籠めた人形(ひとがた)も
私の死を契機に魂はひとつになって、融合するんだと思ってます。
なので~死んだ後の事は考えても仕方のない事。
 亡くなった後に、迷惑をかけるであろう人には手紙を認めて、
葬儀などは必要ないから、後片付けだけ依頼しています。

 こんな事を考えているうちに、頭の中で鐘が鳴りました。
あ~~何か降って来たのかな?
同時にメロディも降って来たので、それをフィナーレという作曲ソフトで
まとめてみました。
 頭の中で鳴った楽器を全部抜き出したら、
2本のフルート、2本のイングリッシュホルン、
2本のクラリネット、1本のバス・クラリネット、
2本のファゴット、2本のホルン、鐘、ピアノ、ティンパニ、
5部の弦楽合奏って編成になりました。
 最初、暗い暗い出棺のための音楽になっちゃいまして、
葬送音楽ですよ(苦笑)
 鐘の音は長調の旋律だったので、伴奏もそれに付随する変奏・裏旋律も
長調にして、『愛魂鐘の鳴る我が家』って事にしました。


 鐘のみの音楽
 室内管弦のための『愛魂鐘の鳴る我が家』作品7

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